ほしい物リストってめっちゃエロくないか?
だいぶ寝かせていたこの記事をついに投下する。
私はITと言われる仕事をしていて、そういった事に積極的な人々に囲まれているため、ほしい物リストはとても身近な存在だ。頻繁に見かけるし、ある程度親しければすぐにポチって送るし、私自身も公開したことがある。
そんなお手軽最強ほしい物リストだが、あれ、めっちゃエロくないか?
細々とした生活用品が多めの人、仕事関係の物が中心の人、高価な物ばかりの人、少年・少女心丸出しの人。
個性が出る。性格も、生活も出る。それってめっちゃくちゃエロくないか?
特に異性においてだが、「いいい今私君の脳内覗いてるけどいいのー!?いいのー!?!?」といった感情になる。まるで相手の生活に溶け込んだ気分だ。
〜私がエロさを感じた物リスト〜
・スパゲティの麺(28歳 男性)
これはもうめちゃめちゃにエロくてやばい。食事は家で取るけど、基本米とご飯のお供系のやつ、茹でたスパゲティとレトルトのソース和えたやつばっか食べる生活を送ってるに違いない。食事を作ってさしあげたい。
・シェーバー(29歳 男性)
特にエロいのが9,000円くらいのシェーバー。シェーバー派ということが分かるだけでもエロいのに、今使っているものよりランクを少し上げたいと思っているであろう価格がたまらない。これは危険なことに少し気のある相手だったらポチってしまう。何故なら付き合ってもいない私があげたものを日常的に手に取り使うだなんて卑猥でしかないから。
・ゲームソフト(26歳 男性)
好きなゲームの傾向が分かる。部屋着でゲームしてる姿を想像する。他の物より「もらったー!やばい嬉しい。。」といった文章付きでSNSに写真を載せてくれる率が高い。
・PC関連のアダプター(32歳 男性)
すっごいドSそう。これはもうエロすぎて鼻血出るよあたしゃ。他のケーブル類よりアダプターが一番エロい。破廉恥。
・大型家電(31歳 男性)
なんかもう逆にポチって驚かせたくなる。高価だし絶対買う人いないでしょ、って油断してるところからの慌てふためく顔を頬杖ついてニコニコ眺めていたい。
みんな、もっとガンガン公開していこう、ほしい物リスト。
私からは以上だ。
米騒動
仕事で酒の工場に行った。
あのミチミチする帽子を装着し、工場内に一歩足を踏み入れると、ぶわっと米の匂いに包まれた。優しくて、暖かい、そしてとてつもなく巨大で、おかしくなりそうな程に良い芳りだった。たぶん、羊水の中に浮かぶ赤ん坊ってこんな感じなんじゃないかな。それ程えらく心地が良かった。
我輩はダイエット中である。
この樽のような身体を少しでも改善すべく、何となく耳に入って来た情報で何となく糖質を避けている。炭水化物、特に米は、最近ではほとんど食べていない。
工場の見学を終え、家に帰ってすぐに米を炊いた。そしてめちゃめちゃに食べた。それはもう、これまでの努力がおチャラになるほどに。
米と好物の明太子をツマミに、お土産で頂いた酒がどんどん空いた。
抗えない。
米の圧倒的権力の前では何一つ抗えない。無抵抗な人間になる。素っ裸だ。為すすべがない。
酔いの回っていく頭でひたすら唱えた。
米、法律で禁止してくれ。
尿意100%
もう、ごめんなさい。ほんと申し訳ない。下品な話ばっかりで。お察しの通り尿について書くよ。
ここ数年トイレが近い。
トイレが近いという言葉はトイレへ行く頻度が高いこと、いわゆる頻尿を表すが、それは少し違うと思う。だって私の症状の方が確実に"トイレが近い"にピッタリだから。
みなさんが、「あ、トイレしたい」と感じるのは、尿意何%くらいの段階だろうか。
私は、100%なのだ。
どういう事かというと、つまりは「あ、トイレしたい」と思った瞬間が決壊の瞬間なのだ。
厳密にいうとトイレへ駆け込む数秒がある訳だから99%くらいなのかもしれないが、あの「ギュンッ!!!」って感覚はやっぱり100%で、大人としての意地とか尊厳を持ち合わせることにより決壊というボーダーラインを守り抜いているんだと思う。
ちなみに今、隣に居る弟に質問してみたら「82%」という明確な答えを頂いた。
健康な成人男子といった数字だな。50分くらいは我慢できそうだ。
そんな訳で尿意100%っ娘なので、様々な弊害が出てくる。
家ならまだしも、外でこれが発動するとヤバい。なので外出先ではトイレを見かける度に寄り、そもそも"尿意を感じる"という状態になるのを防ぐ。
仕事柄出張や帰省を頻繁にするので、年間20回は飛行機に乗る。飛行機では、毎回毎回毎回事前に席を指定するのだが、漏れ無く漏れ無く漏れ無く通路側を選ぶ。尿だけに。
問題は、映画館だ。
映画館のあの雰囲気はとても好きなのだが、下手に真ん中の席なんか選んだ日にはこの世の終わりだ。しかし1,800円も払ってナナメのカクドから映画を観るのも腑に落ちない。よって、必然と映画館へはあまり行かなくなった。
悲しい。悲しすぎる。
「尿意 急」「尿意 100%」「尿 漏れそう」などでググり倒すと、どうやら過活動膀胱という病気かもしれないことが判明した。めっちゃいいなあ、病名。過活動な膀胱。活動が過ぎる膀胱。言い得て妙だしわんぱく感もあってよい。好きだ。
よーし、週明け病院行くぞ〜。
タラレバ娘最終回と友人の結婚
驚いた。この2つのイベント、同日に起きるか?普通。偶然ではあるものの、出来過ぎた皮肉に卒倒しかけたわ。
ドラマ「東京タラレバ娘」最終回について
ドラマとしてどうこうという話は置いておいて、最後15分あたりに出てくる言葉一つ一つに色々考えさせられたので書きたいと思う。
「30歳までに結婚することが幸せだと思っていて、それに向かって『女の幸せ掴む』とか『幸せになりたい』ってばっかり言ってた。」
「恋人ができて幸せ、結婚したから幸せ、仕事が成功したら幸せ、お金持ちになったから幸せなんて決まってない。何が幸せかは他の人には決められないし、私の幸せは私にしか決められない。幸せになるもならないも自己責任だからやりたいことをやればいい。」
正直ハッとさせられた。
結婚したら幸せになれる、というのはそもそも他人に依存した幸せだ。
私にも結婚願望はあるが、そもそもなぜ結婚したいのか?というのを考えてみた。
理由1:子供が欲しい
ふむ。例えば結婚しなくても養子だとか、シングルマザーだとか、手段はいくらでもある。でも、きちんと血の繋がった父親が側にいる方が"子にとっての幸せ"になる確率は高いのであろう。そして、基本的に子供を作るという行為は結婚を踏まえた先にあるべきもの(私はそう思う)だから、この理由はまあ分かる。
理由2:将来一人で死にたくない
これは色んなことが多様化したこの世の中だと結婚以外の手段もあるよね〜。ボツ。
理由3:やっぱり世間の目が気になる
タラレバ娘たちが言っていたことといきなり相反するが、小さな人間なのでやはり世間体というのはどうしても気になってしまう。でも、例えば自分が30を目前にしいよいよ焦った時に、納得のいかない結婚をしてまで世間体を気にするかと言われるとそんなことはないだろう。それなら自己責任で30をまたぐ。よってボツ。
はい。明確になりました私の結婚したい理由。
「幸せになりたい、幸せにしてほしいから結婚したい」のではなく、「子供が欲しい、子を生み育てるという経験を人生の一部に充てたい、今のところそれがきっと私の幸せだから結婚したい」のだ。少し冷たいかもしれないが、これが私の結婚したい理由だ。
きちんとした理由を持ったのでこの先自信を持って「結婚がしたい」というのを口から放てるな。ありがとう東京タラレバ娘。
友人の結婚について
の、晩。0時に差し掛かるか否かといったタイミングで、「そろそろ飲み行きやしょーよ」とLINEを入れておいた親しい友人(28歳)から返信が来た。
「飲み行こー!いついくー?てかさっきプロポーズされたよ!」
きょえええええええ!?ププププロポーズ!!!!よりによってタラレバ娘最終回見終えた直後に!結婚について長考していたタイミングに!は!え!結婚!!!
彼女とお酒を飲むと、私達は決まって「結婚したい」とバカの一つ覚えのように繰り返し言っていた。
その彼女が、結婚。現実味がない。思えば親しい友人が結婚するのはこれが初めてだ。人妻になるのか。これから頻繁には一緒に飲みに行けなくなるのか。彼女、子供好きだから、きっとすぐママになるんだろうな、そしたらますます違う世界の住人になってしまうな。
ああ。友人が結婚するって、こんな感じなんだ。おめでたい気持ちとか羨ましい気持ちより先に、寂しい気持ちが来ちゃったよ。ごめんね。ジコチューでごめんね。
やっぱり、結婚したいなあ。
フェチの話
猫で言うところの"うんちハイ"ばりに浮かれている。
何故なら確定申告を終えたからだ。確定申告ハイだ。
うんちハイのことを知らない人は今すぐググってね。猫の最も愛おしい瞬間の一つだから(この言い回しめっちゃ嫌い)。
それはそうと、最近気付いたことがある。
どうやら私、ワキ毛フェチみたいだ。
つい最近知り合った男性に、アプローチのようなものを受けていた。
しかしだ。一ミリもタイプでない。びっくりするくらいタイプでない。
唐突に下卑た話で申し訳ないが、女性だって「この人とセックスしたい/したくない、もしくはできる/できない」といったことを考えるものだ。
無論その彼とは本気で厳しいと思っていた。
たまに来る連絡を顔で笑って心は雪の女王スタイルでかわしつつ、このまま収まることを願っていた矢先だった。
ふと見た彼のSNSに、半袖のシャツでピースをしている写真が載っていた。
そこまではOK。落ち着いてみんな。
すぐに目がいった。
わわわワキ毛が…ワキ毛がチラリズムしているではないかーーーーーー!!!!
やばい。性的だ。めちゃくちゃ性的だ。下卑た話で(以下略)、正直一気に「セックスできるかも」に傾いたこともなくなく なくなく なくセイ イェーッ
ふと冷静になった。あれ、私もしかして…これってもしかして…これが…フェチってやつ…?
今までフェチを聞かれた時に「鎖骨」などと答えていた自分を殴りたい。なんだその無難で面白味のない答えは。本当のフェチの威力はこんなにもすさまじいんだぞ。見たかおいコラ。
確定申告ハイなので、許してください。
タラコのオニギリと赤ちゃん電球
実家にいると色々なことを思い出す。
私は高校に入学するまで、"タラコ"の存在を知らなかった。
我が家の献立にタラコが使用されたことは過去に無く、「た〜らこ〜、た〜らこ〜」というあのCMは"メンタイコ"のことだと思っていた。タラコという概念を知らずして高校生になったのである。a.k.a.タラコ知らずのJKなのである。チェキ。
別に献立主である母親が意図的に工作したという訳ではない。たまたまタラコの出ない家庭で、かつ外でものらりくらりかわして育ったようだ。
高校に入ってしばらくは、どの子も母親が持たせてくれた弁当を食べていたように思う。
私には新しくできたせっちゃんという友達が居たのだが、昼食を一緒に取った際に衝撃を受けることになる。
せっちゃんがかじったオニギリの具が見えた。白い、小さなたまご…?私は本気で、「ししゃもの腹」だと思った。あ、ふうん、この子んちはししゃもをオニギリにするんだ。変わった家だな。そんな風に考えながらも、一応尋ねてみる。
「それ、具、なに?」
答えはもちろんこう返ってくる。
「ああ、タラコだよ。」
…?メンタイコのこと?
ああ、この子んちはメンタイコのことをタラコと呼ぶんだ。そっち派なんだ。なんて風に思った。思い込みというのは本当に怖い。
「食べる?」
せっちゃんは白いツブツブを白米と海苔で包んだそれを私に差し出す。
一口いただく。
「……………………!」
メンタイコじゃ、ない…!
そして、うまい!ナンダコレハ!!!
帰宅した私は高めのテンションで母親にそれを話した。そこでやっと、真実を知ることになる。
先日、友人とお茶している時にこんなことを聞かれた。
「自分ち特有の物の呼び方、ってある?」
はあ、うーん、「テレビのリモコンをチャンネルって呼ぶんだよねー、うちの家」っていうのはよく聞くけれど、私んちは特に無いかなあ。
友人は続けて話す。
「僕んちはさ、あるんだよね。豆電球のことを、"赤ちゃん電球"って呼ぶ。」
突然の申告に文字通りブフォーーーー!!!となった。
「中学の修学旅行で、クラスの男子全員同じ部屋で寝たんだけど、その時に思いっきり『そろそろ赤ちゃん電球にしよう』って発言して大恥かいた。そんで、思春期だったし、帰って第一声ブチ切れたんだけど、母親はこうなることを期待して意図的に教えなかったらしく、大笑いしてたね。まんまとやられた。」
なんだそれ。面白すぎるだろう。うちの場合はたまたまだったけど、意図的パターンもあるのかよ。無垢、怖。大人、怖。
彼は未だにこのことを思い出し恥ずかしくなるそうだが、私の場合はかえって母に感謝している。事の反動か、今ではタラコのオニギリが大好物なのだ。コンビニへ行けば大抵あるようなものでも、私にとっては特別感のある食べ物と成った。タラコLOVE〜。
母とジョディ
ベローチェがベロチューに見えた。私だ。
彼女は突然私たちの生活に現れた。
名前はジョディ。母の友人だ。フィリピンで生まれ、私の故郷沖縄で暮らして10年になる。
母とジョディの出会いは変わったものだった。
私の母は外でお酒を飲むのがとにかく好きな人で、様々な飲み屋を渡り歩いている。
話は戻り、ジョディは"フィーbar"というネーミングセンスの欠片も無い、それこそ場末のバーで働いていた。
「ジョディが元旦那にストーキングされている」と。
鬼のようなメールと電話、待ち伏せ等ストーカーのテンプレ的行為に、一人暮らしのジョディは相当疲弊していたそうだ。
正義感強すぎ系女子のハブ酒はいてもたっても居られず、その場で「私がしばらく一緒に行動してあげる」と申し出たそうだ。
二人が親友になるのに時間はかからなかった。
ジョディはとても陽気な性格で、料理が上手く、母性に溢れた人だ。ジョディには息子が居るのだが、関西の大学に通っているためきっと寂しいのであろう、我が家へ来ては食事を作り、私たち兄弟にとても良くしてくれる。ちなみに我が家も、父は単身赴任、私は東京で一人暮らし、母は弟と2人で暮らしているのだが、共に子育てが落ち着いており境遇も少し似ている。
年末には、母と弟でジョディの実家フィリピンへ遊びに行くほどになっていた。それはそれは大層なもてなしを頂いたそう。
ジョディはたまに我が家に泊まっていく。ジョディは母の寝室で一緒に寝るのだが、修学旅行の晩のように2人でキャッキャウフフ楽しそうに話している声が聞こえると、私はとても嬉しくなる。
そして今月。母の念願だった飲み屋を、ジョディと開くそうだ。私は嬉しくてたまらない。
子育てが落ち着き新たな楽しみを見つけ楽しそうな母。この歳で親友が出来る母。
私もこんな人生を歩みたいな、と強く思う。